ガン封じの酒!?

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酒のきらいな人にとっては“気違い水”

好きな人にとっては“百薬の長”なんてぇことを申しますが、


 奈良県の大安寺で毎年1月23日に行われる『光仁会(こうにんえ)』

別名『笹酒祭り』は、

まさに“酒は百薬の長”のキワメツケと言えるでしょう。


奈良時代光仁天皇は暫々、大安寺を訪れ、

竹林から青竹を採り、酒を注ぎ、

中国の故事「林間酒を温める」にならい、

風流を嗜んだといいます。

その効あって健康長寿を得、

62才と言う高齢で帝位につき、

さらに73才まで在位しました。





この天皇の開運長寿に因み、

この日は参拝者に“ガン封じの酒”が授けられます。


華やかに着飾った若い女性が、

長さ1メートルほどの青竹に入れた酒を焚火で燗をして参拝者に振舞ってくれます。

これだけでも、オジサンたちには霊験灼たか?


ガンに対する効果は定かではありませんが、

医学的に、

熊笹に含まれる成分は抗ガン作用が証明されているそうです。


それはともかく、若竹に酒を入れて燗をすると、

内部の甘皮がとけて、

格段に味が良くなることは間違いないようです。


ただし、くれぐれも飲み過ぎにはご用心!