【佃煮】と【本能寺の変】

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築地から江戸名物【佃煮】が届きました!
これに合うのは日本最北端の造り酒屋の辛口【国稀】
BGMは落語【佃島】 今日は志ん朝でいきましょう!
ところで、この【佃煮】 あの《本能寺の変》がなかったら江戸の名物にはなっていなかったそうな!
天正10年(1582年)織田信長が本能寺で討たれたとの報をうけた盟友徳川家康はこの時僅かな家臣とともに堺に滞在していました。身の危険を感じ、急ぎ大阪から三河へと逃げ帰る途中、摂津の国、佃村の川に差し掛かったとき船が無く途方にくれます、そこで庄屋の森孫右衛門と地元漁師が漁船と、道中の空腹をしのぐために塩浸けした保存食の小魚を差し出します。
無事岡崎城へと帰りついた家康は、やがて江戸幕府開府の折、命の恩人である佃村の漁師を呼び寄せ、隅田川河口に住まわせ、漁業権ほかの特権を与え厚遇します。
彼らは故郷を偲びこの地を佃島と名付け、将軍家へ献上した残りの雑魚を甘辛く煮つけ、賄として食していましたが、これが評判となって市中に広まり、さらに参勤交代のお土産として全国に知られるようになりました。
もし《本能寺の変》がなかったら、私達はこの江戸名物を食べることができなかったかも。

クレー射撃上達虎の巻  【射撃の素質 その2】

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ふぅ~ 何をどうやっても写真のアップロードができないため
不本意ながら暫く投稿をお休みしておりましたが、
はてなブログ》が新しいバージョンになって

アップロードができるようになりました。


さて、クレー射撃に《素質》というものはあるのでしょうか?

定年退職を機に始めたという0さん

まだ2シーズン目のフォームです

そこそこの技量を持つひとが見たら

「オッ、なかなかやるな」と思うはずです

 

射場でいろいろ質問をしてくるのですが、

その内容がチョット普通の人とは違うのです。

ほとんどの初心者は「どうすれば当たるようになるのか?」

と聞いてきます。

これは「どうすれば女にモテるようになるんだべ?」と同じようなもので、

これに答えるには三日間喋り続けても終わらないでしょうし、

そうしたところで当たるようにはなりません。

多少意地悪な回答をするとすれば

「よく狙って撃て」でしょうか。

 

ところが0さんは「自宅での据銃の練習は必要か?」

「膝は曲げるのか、伸ばすのか?」

「構えた時に何処を見るのか?」

先日も「銃口はどのくらいの高さに構えればよいのか?」

と、実に“的を射た質問”をしてきます。

 

これらは“当てる”ことよりも基本の要素なのです

“当たる” “当たらない” はこれらの基本を積み重ね体得した先に

あるものです。

この質問から察するに相当な研究と努力をしているのだと思います。

 

よく「オレは長年撃っているが上手くならない、素質がないのだろうか」

という人がいますが、これらの人は「当てたい」と思う気持ちが

先行して、基本の習得よりも、とにかく数多く撃つ傾向があります。

(射場や装弾メーカーにとっては素晴らしいお客様ではあるのですが)

 

私は生来不器用な性質なので、今の0さんのフォームに

辿り着くまでに相当の時間がかかりました。

しかし、その時間の差こそあれ、基本を習得したうえで練習を重ね

ある程度の成果を得るには“素質”は問題にならないと思います。

しかし現実には常に高得点をキープする人とそうでない人がいます

強いてその違いをあげるとすれば、基本を習得する努力が足りないか、

その方法に誤りがあるのだと思います。

 

実生活において、目標を決めたらそれに邁進する人と、

行動に移る前に悪い結果を思い悩むひとがいます。

所謂“優柔不断”型

また難しい仕事を与えられた時に「こうすればできる」よりも

「こうだからできない」と、できない理由を先ず考えるひと、

こういうひとは性格的な“素質”はないといえます。

 

余談ですが、射撃を続けるうちに、

上達に不可欠の“思い切り”を習得したひとが、

実生活での“優柔不断”を克服した例もあります。

 

着々と“当てるための基本”を身につける努力をしている0さんのこれからが楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本初の賭博禁止令!



日本で初めて行われた賭博、それは双六なんだそうです。


七世紀ころに大陸から伝わったと言われていますが、

たちまち大流行となり、688年(朱鳥2年)には、

天武天皇の前で双六の展覧試合が行われ、勝者は衣や袴などを賜ったそうな。


しかし全国に双六熱が広まるにつれ、

民衆は昼間から仕事そっちのけでこれに興じ、

次第に『賭博』の対象となっていきました。


これを見かねた持統天皇は「このままでは、人心や社会に弊害をもたらす」と、

691年(朱鳥5年)『双六禁断の令』を出しました。


これが我が国初の『賭博禁止令』

いわば国民の、そして日本の行く末を慮ってのことだったのでしょう。



最近IR(統合型リゾート)法と称してカジノをつくろうとしているようです。


『現在は刑法によって禁じられているカジノを厳格な条件のもとで許可し云々…』

何か、先日の駆けつけ警護の、

『現在は憲法によって禁じられている交戦を、限定された条件のもとで許可し云々…』と

似ていません?


もっとも今回のIR法案を作ろうと言う動機は

莫大な利権と、数年腰かけて数千万の退職金をいただくお役人様の天下り先が飽和状態になりつつあるので、

その確保のためというのは、

先日、パチンコ業界からIR法成立の推進派のセンセイ達に献金があったことからもミエミエですよね。

武士が出陣の時、してはいけないこと!


人気のテレビドラマ真田丸

かの時代、勇ましい武士たちの『いざ出陣!』の際には、

結構縁起をかついで大変だったようで。


その1、鎧を着る時には北を向いてはならない。


その2、鎧を着せたり、式三献の酌をしたり、大将に兜を渡すときには、

   右へ回る所作をしてはならない。右へ回ることは逃走を意味するからなんだそうで。

   勿論、退くなんてぇのは論外。


その3、人間ばかりじゃござんせん、馬も後退りしてはゲンが悪いってんで、

   騎乗後に後退りや右回りをしたら、一旦降りて乗り直す!

   また胴ぶるいしても「これは縁起が悪いわい」と、降りて腹帯を締め直す。

(こんなことを、いつまでもやっていたら家来共は戦意喪失してしまうわ)


 さあ、いよいよ大将の身支度が整い、いざ出陣!


この時、テレビドラマでたまに見るのですが、


「殿、どうかご無事でお帰りあそばせ」と、

愛妻や愛妾が解れを惜しむ場面がありますが、あれはあり得ないシーン、


出陣の時はいっさい女ッ気無し。


「命を賭して合戦に向かう際は行いを慎み、身を清めること、

まして前夜、妻妾とニャンニャンするなどもってのほか」なんだそうです。


とりわけ妊娠中の女性が鎧兜や刀に触れることも、

「死につながる」と特に忌み嫌われました。


合戦を前にして、女に心ひかれているようでは、

勝ち目は無いってぇことなんでしょうか。

猫にマタタビ!


『猫にマタタビ』『お女郎に小判』

 お女郎に小判をあげると悶絶するかどうかは解りませんが、

猫にマタタビをあげると、もうメロメロ!


さて、この名前の由来は?

頭の痛くなる学説とやらは別として、

モノの本に依れば、もともとは“ワタ蓼”(わたたで)なんだそうです。

果実のワタが蓼のように辛いから。


果実のワタとは、メロンや瓜のタネの周りにある、柔らかい部分。

この“わたたで”が歴史の“長期熟成”によって、

マタタビ』に転訛したんだそうな。


  
 もうひとつは、1713年(聖徳三年)に書かれた『和漢三才図会』によると、

ある時、旅人が山中で病を得、歩くことができなくなったとき、

近くの木の実を食べると不思議なことに病は消え、元気が出て、

“また、旅を続けられるようになった”とあります。



それで、この木の実を『またたび』と呼ぶようになったとか。

チョット、眉にツバを付けたくなるお話ではあります!

また江戸時代には民間薬の原料として貴重な植物であったそうです。

効用は中風、リューマチ、冷え症。


もちろん食べて良し、ただし元の名が蓼というくらいですから、

美味しくなかったことは想像がつきます。



ただし、猫が大好きなこのマタタビも過度に与えすぎると、

呼吸不全を起こし、最悪死に至る場合もあるそうですから、ご用心!



因みに、あのキューイフルーツはマタタビの仲間なんですって。

そういえば、切り口、種の様子がよく似てますナ。


不気味な盆踊り


盆踊りの会場に近ずいてきたが、お囃子の音が聞こえない。

「まだ少し早いか、まあいい、夜店でもひやかそうか」


会場に入ると異様な光景が目に飛び込んできた。


「なんだこれは!」

盆踊りは確かに始まっていた、

しかし、音がしないのだ、鐘も太鼓も唄も無い、

だが踊り手は手振りよろしく踊っている。

聞こえるのは僅かに足が地面を踏みしめる音だけ。


よく見ると皆ヘッドホンを付けている。


何事かと町内会の役員に問えば、

会場の周りの家から「うるさい」と役所にクレームが入ったというのだ。

子供たちも楽しみにしているであろう地域の伝統文化、

もう少し大袈裟?に言わせてもらえば日本の伝統文化、夏の風物詩だ。

この情緒を理解しないアホなクレーマーの声に、馬鹿な役人が呼応する。




「地域住民から苦情が寄せられましたので、適切に対処しました」

本人は立派に職責を全うしたと思っている。


並みの良識を持った役人であれば、

「子供たちをはじめ、多くの皆さんが楽しみにしている盆踊りです、

深夜にまで及ぶことはありませんので、

寛容の心でご協力をお願いできませんでしょうか?

或いは町内会の皆さんと話し合っていただけないでしょうか?」

ぐらいのことは言うだろう。


私が町内会の役員なら、

「年に数度、学校や公園では運動会や盆踊りが催されるものです、

それを我慢できないのなら静かな場所に引っ越されたらいかがでしょう?」



運動会の子供達の楽しそうな声、

公園ではしゃぐ子供たちの声や、盆踊りの音がしない町など、不気味である。


我が身のことしか頭にない気違いじみたクレーマーと、

考えることをしない役人が増え続けたら、

江戸の三大祭りも、全員ヘッドホンを付け、お囃子も、掛け声もない、

“サイレント神輿”なんてのが登場するかも知れない。

アンダーヘアのお値段???


 ある料亭でのお話。

その夜、宴会が盛大に行われ、宴もたけなわ。

酒も相当にまわり、少々場も乱れがちに。

芸者A子も酔客と痴態を演じ、次第にエスカレート。


客はあろうことかA子の下腹部に手をのばし、

ナント彼女の“アンダーヘア”を抜いてしまいました。


この客Bは女性のアンダーヘアを収集するのが趣味で、

この日もコレクションを増やすべく、A子のヘアを頂戴するにおよんだのです。

しかし、同意を得ないうちの“事前着工”


その後が大変!

「チョット、アンタ何すんのよ」

となり、裁判沙汰に発展!


結局、調停による示談と相成ったのですが、

示談金が金十万円也。

頂戴したヘアは3本だったので、

一本三万円強也。


このお値段、はたして高いのか安いのか?