日本初の賭博禁止令!
日本で初めて行われた賭博、それは双六なんだそうです。
七世紀ころに大陸から伝わったと言われていますが、
たちまち大流行となり、688年(朱鳥2年)には、
天武天皇の前で双六の展覧試合が行われ、勝者は衣や袴などを賜ったそうな。
しかし全国に双六熱が広まるにつれ、
民衆は昼間から仕事そっちのけでこれに興じ、
次第に『賭博』の対象となっていきました。
これを見かねた持統天皇は「このままでは、人心や社会に弊害をもたらす」と、
691年(朱鳥5年)『双六禁断の令』を出しました。
これが我が国初の『賭博禁止令』
いわば国民の、そして日本の行く末を慮ってのことだったのでしょう。
最近IR(統合型リゾート)法と称してカジノをつくろうとしているようです。
『現在は刑法によって禁じられているカジノを厳格な条件のもとで許可し云々…』
何か、先日の駆けつけ警護の、
『現在は憲法によって禁じられている交戦を、限定された条件のもとで許可し云々…』と
似ていません?
もっとも今回のIR法案を作ろうと言う動機は
莫大な利権と、数年腰かけて数千万の退職金をいただくお役人様の天下り先が飽和状態になりつつあるので、
その確保のためというのは、
先日、パチンコ業界からIR法成立の推進派のセンセイ達に献金があったことからもミエミエですよね。