新妻のイッパツの“オナラ”で三人が命を落とした話!


よう、よう, 聞いてくんねぇ、

こんな話もあるんだねぇ。


外科手術電気メスが使われはじめた頃、

腸内に残っていたガス=オナラが爆発して患者が死んじまったってぇ話は

いくつか記録にあるってぇが、

新妻の放ったイッパツのオナラ、そう“”が、

ナント三人の命を奪っちまったてぇ事件があったんだそうだ。


《大阪錦絵新聞》というローカル紙に掲載された“実話”

相州江の島に住む十九歳になる、「おとら」という娘が、

片瀬村の森田安次郎という男のもとへ嫁入りをしたんだとさ。


翌日、仲人である同じ村の寅次のところに挨拶に行ったおとらさんは、

寅次の女房「おくめ」の前で不覚にもプーとやっちまった。


それをおくめが「はじめてのおいでに、何よりの御土産」

とからかったのがコトの始まりだ、


開き直って

「北京のPM2.5入りの空気より澄んでいるわよ」

ってな調子で切り返しゃあ良かったんだろうが、

律儀な性分だったんだろう、


おとらは恥ずかしさと悔しさのあまり、

家に帰って書き置きを残して自殺しちまった。


おとらの死に驚いた安次郎は、

その亡き骸と書き置きをおくめに見せた。


するとおくめは自責の念に苛まれて

後追い自殺をしちまったってぇじゃねえか。


ところが、ここで話は終わらねェ。


今度は安次郎が、寅次に顔向けができねぇと

投身自殺。


ナント、新妻のイッパツの放屁が三人の命を奪うことになっちまったてぇわけだ。




オ・マ・ケ


ところで、このオナラの臭い、

意外なものと共通なのです。


それは香水


まさかと思いますが、

蛋白質が分解してできる、

インドールスカトールという成分、

これが便臭のもとなのですが、

これを希釈してやると、ナント

スカトール柑橘系の、

インドールはジャコウやスミレなどの爽快な香りへと

見事に変貌するのです。

さらに他の香料の成分を引きたてることから、

立派に香水の原料として用いられています。

つまりオナラのもとは香水のもとでもあるのです。


へぇ〜 ってか。




姿勢が悪いと、オナラも出ないし、通じも悪い!

そこで!