また、嘘をついてしまった。

「状況は完全にコントロールされている、

汚染水は福島原発の0.3平方キロメートル範囲内で

完全にブロックされている」（9月8日朝日新聞）

日本で一番エライ（と、される）人の口から出たこの言葉、

並みの常識を持つ人ならば、開いた口がふさがらないですよね。

その訳はここで、くどくど言う間でもないでしょう。

開示される、僅かな情報からでも、皆さんご存知の通りです。

“想定外”の事故の修理の方法すら見出せないでいるのが現状なんです。

今度の“嘘”は日本国民に対してだけでなく、

世界中に向けて“発信”してしまいました。

どう責任をとるのでしょう。

この、エライ人は7年後、ほぼ間違いなく今のポストにはいないだろうし、

政界、いやこの世にいるかもわかりません。

招致委員会で一番エライ（と、される）人の口から出た言葉、

「（汚染された）福島と250キロ離れている東京は、

水、食物、空気については安全なレベル」（9月7日、東京新聞）

今なお、避難生活を余儀なくされている十数万人の福島の人達が、

この言葉を聞いた時、どんな思いがしたでしょう。

被災者にとって、これほど侮蔑的な発言はないでしょう。

「東北の人達にも夢と、希望を」ですか？

詭弁でしょう。

かつて原発が量産された時、

起きるかも知れない事故から目をそらすために、

“経済効果”が声高に叫ばれました。

今度は起きてしまった事故から目をそらすために…　ですか？

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