☆ 執筆依頼!?

 



一通の封書が届いた。

「ブログ見ました」で始まる文にメディアが同封されていた。

私のよく知る女性の画像が入っていると言う。

なるほど“若い頃の”と但し書きがあるが、

その女性によく似た複数の画像と

過去の職業を記した文章が顕れた。


ブログに登場する主人公が、

かつてこの画像のような職業であったと言う“あるストーリー”を書いて欲しいという。

それに画像を併せてアップロードすれば、

執筆料として○○万円を下さるそうである。


ある部分はたしかに似ている。


だが、画像は本物か?


メークや眉の書き方ひとつで、女性の印象は変わる。

鬘や付け黒子で別人の顔にさえなる。





パソコン、それも画像ソフトに精通した者ならば、

いまや、ある人物の顔を作ることは、そう難しいことではないと言う。

○○万円の執筆料は魅力?だが、




自分のブログと“あるストーリー”は相容れない”し、

請われて書くものでもない。


何のことはない、

自分でブログを立ち上げればよい話ではないか。

意図不明、


我ブログ、驢鳴犬吠なれど、貧夫徇財に非ず。