☆ 黒い冗談 part1

その一

友達と二人でいるとき、熊に追いかけられたら助かる方法が一つだけある。

友達をつまずかせることだ。


その二

余命幾ばくもない老人が死の床に横たわっていた。

突然チョコレートクッキーの匂いに気付いた。

彼はチョコレートクッキーがこの世の何よりも好きだった。

最後の力をふりしぼり、ベットから出て台所へ行った。

そこでは彼の妻がチョコレートクッキーを焼いていた。

つまみ食いしようと手を伸ばすと彼女はスプーンで老人の手をピシャリとたたき、こう言った

「だめよ、葬式用なんだから」


その三

警察官「佐藤さんの奥さんですね、

    留守中に御主人がガス自殺をなさいました」

佐藤婦人「まあ、あなた、何ていうことを、

    今月のガス代、いくらかかると思ってるの」


その四

闘牛の盛んなスペイン、

とある闘牛場のとなりにあるレストランでは、

闘牛士によって葬られた牛たちの睾丸が珍味として振舞われていた。

客 「いつものヤツたのむよ」

ウェイター 「かしこまりました…、 お待たせしました」

客 「ありがとう、…ん、 今日のは、ずいぶん小さいじゃないか?

  今日は子牛が相手だったのか、情けない闘牛士だな、ハハハ」

ウェイター 「はいお客様、情けない闘牛士だったので、今日は牛が勝ちました」



その五

看護婦 「先生、遺族の方が死亡診断書を書いほしいと」

医師 「いいとも」

看護婦 「では、ここに」

医師 「キミ、ここは死因を書くところだよ」

看護婦  「ですから、先生のお名前を」



その六

新生児の母 「看護婦さん、さっき、赤ちゃんの手はたしかに10本あるって言ったじゃないですか!」

看護婦 「はい、私、間違えておりませんわ、右に6本、左に4本」



その七

女 「ねえ、綺麗な人と、頭の良い人と、どっちが好き?」

男 「どっちも嫌いだよ、だから君が好きなんだ」



その八

客 「このあいだ、おたくでいただいたオウムねえ、

   教育上良くないので引き取って欲しいのよ」

店員 「何か、悪いことでも?」

客 「タマゴを生むのよ」

店員 「それは仕方がありません、メスですから」

客 「タマゴはいいの、そのあとで“認知して、認知して”って言うのよ」



その九

記者 「墜落した飛行機に乗り遅れて、危機一髪、命拾いをされたそうですね、

   本当に幸運でしたね」

男 「はい、でも幸運はそれだけではありませんでした」

記者 「と言いますと」

男 「家内は間に合ったんです」



その十

主婦A 「奥様大変、おたくの犬がウチの子に噛みついたんです」

主婦B 「ご心配なく、うちの犬は、生肉は決して食べませんのよ」

part2 乞うご期待☆