だんしがしんだ
だんしがしんだ 談志が死んだ
師匠がときおりマクラに使っていた回文である。
テレビの映像からは師匠の人間味は正確には伝わってこない。
ナマの談志に触れた時にのみ
その素晴らしさ、人柄を知ることができる。
師匠に戴いた〈立川流〉と染め抜いた浴衣地をだしてみた。
まだ仕立ていない。
当地でまた、師匠の落語会があれば、
その時に着て行くことを楽しみにしていた。
いただいた何通もの手紙を読み返している。
落語のひとつの時代が終わった。
信じられない方もいるかも知れないが、
無類のテレやで、奥さんを大事にして、優しくて、心の温かい人である。
落語の、そして日本語の素晴らしさ、楽しさを教えてくれた立川談志に感謝。
合掌