.ミッシェルさんが『そーらん亭』の感想を!



ミッシェルさんが彼女のブログで

『そーらん亭』を紹介してくれたので補足を!

かつて、皇族がお見えになって山菜料理を召し上がったと言うお店です。

このお店の詳しい情報は、彼女が自分のブログにURLを書き込んでくれたので割愛!


 実はこの店に最初にミッシェル(れっきとした日本人です)さんと

最初に訪れた時に“大失敗”がありました。


ある時、「山菜料理が食べた〜い♪」というのですぐにこの店が頭に浮かんだのです。

かつて縁あって店主の御自宅にお邪魔した際、母屋の裏に普通の住宅ほどの大きさの

「山菜小屋」がありました(但しかなり昔の話です)

聞けば春に採った山菜を丁寧に漬け込んでここに保存しておくと、

ほぼ通年お客に供することができるという話を聞いたことがあったからです。


ヨシ、と確認をせずにお店を訪ねたのがシッパイでした。

「今は旬のみの御提供です、申し訳ございません」

「ごめん」

「しかたないしょ、他のなにか、美味しいもの食べよ♪」

残念ながら山菜にはありつけなかったのですが、

それを補って余りあるいろいろな“美味”に、めぐり会うことができました。



 今回いただいたのは彼女が紹介していたタラバ、ホッケ、毛ガニ、刺身

そして当地の名物“芋団子”etc


「これ、ワタシ好みだわ、美味しい」

と出羽桜純米大吟醸(彼女のブログに書いてあったお酒です)

あとで“暴露”しますが、

ここで彼女の“呑んべえ”ぶりを垣間見ることになります。

 実はこの数日後、仕事仲間と訪れたとき、

店の方が覚えていてくれて、

曰く、「お酒の飲みっぷりも御見事ですが、ホッケといいカニといい

あれだけ奇麗に召し上がる方は珍しいですよ

戻ってくる器を見ると嬉しくなります」


 私は魚の食べ方が下手である!(威張ってどーする)

いつもそうなのですが、ホッケの開きを一匹注文し

彼女と半分づついただくのです、

私は身だけのほう、彼女は骨付きのほうです。

骨といい、皮といい実に奇麗に片付けるのです、

食べ終わってみると

皿の上は尻尾の先と、ほんの一つまみの頭が残っているだけなのです。

さっきまで30センチはあろうかという

巨大ホッケちゃんがのっていたとは思えないほど閑散?としています。

 
前回の茹でタラバも見事でしたが、今回は焼きタラバに挑戦。

この香ばしさがたまりません。

二人の結論は、タラバは“焼き!”



昔の、薪を炊いて入る湯船をかたどった容器で出された湯豆腐

味もさることながら大いに目を楽しませてくれました。

 食べっぷり、飲みっぷりもさることながら、

その量も店の方の印象に残るほどですからハンパではありません。


 仕上げに甘いものが欲しいと言います。

Board Three?(板さん)に聞くと、

メニューには載っていないが、彼女の飲みっぷり、

食べっぷりに惚れて、特別に誂えてくれるとのことです。

ハスカップシャーベットとピーナッツプリン。

ピーナッツプリンは彼女を大いに喜ばせた逸品でした。

口に運び、喉の奥に送り込んだあとにピーナッツの香りがツンとくる。

絶品です。


ここで彼女が面白いことを宣いました。

「さっき出羽桜を頼んだとき、

一升瓶の中身が若し半分以下だったら別のお酒にしようと思ったの、

と言うことは、何回も栓を開け閉めしているわけだから中身は酸化して

味は落ちている筈、でも目の前で封を切ってくれたから安心したの」

立派な、そして一流の“呑ん兵衛”です。

 今日は〈毛蟹の“中”〉でしたが、次は〈毛蟹の“大”〉に挑戦です。

彼女が身をほぐし、私がミソと和えます。

彼女直伝のこの食べ方は毛蟹の食べ方の中でサイコーだと思います。

『そーらん亭』さん

今度皇族がおいでの時は、是非これを召し上がっていただきましょう。