我が家にハーレーがやってきた!
私の愛車はCB1100F,それに山歩き用にXL250Sである。
この二台のバイクの延長線上にハーレーはあり得ない。
それが何故か今、我が家の車庫にデンと控えている。
FLHと言うんだそうである。
所有するかどうかは別として、一度は乗ってみたいバイクではあった。
取引先の社長の弟が赴任先のドバイで手にいれたものと言う。
それが今度、東南アジアのナントカという処に転勤になった。
ところが現地は非常に交通事情(マナー)が悪く、
公私を問わずバイクの使用が禁じられているんだそうである。
止む無く件の社長のところに保管となったが、
この社長は免許が無い。
数年間の赴任期間中、一度も動かさずに置くのは、
機械ものにとってヨロシクナイ。
従ってその間、月に一度程度、乗るか、エンジンをかけて欲しいという。
マフラーの音量、ウィンカーの点滅回数が日本の保安基準に適合しないため、
入国の時に交換済みという。
二つ返事でOK。
それにしても、デカイ、重い、ケバイ。
まずはエンジンに火を入れてみる。
スターターの音から察すると、
国産のバイクのように、ワンウェイクラッチを介して動力を
伝えるタイプではなく、四輪車のように、
ピニオンが飛び出し、クランクシャフトのリングギアを回すものらしい。
今では珍しくなったOHVであるが、豊かな低速トルクは、
発信の時に、ある種の“安堵感”のようなものを感じる。
クラッチの接続にまったく気を使わなくて済むのだ。
男でも御し難いこの大型バイクだが、
最近では女性が乗っているのをよく見る。
その魅力は性別、年齢を問わないのだろう。
そういえば我がツーリングクラブ『なかよしライダーズ』の
浅坂さんが札幌のハーレークラブに所属していたのを思い出した。
おなじく札幌のツーリングクラブ『北海道レディースモーターサイクリストクラブ』にも
女性のハーレー乗りがいたような気がする。
このハーレーを通して、
また仲間の輪が広がるに違いない。
扨々、今年は面白いバイクライフになりそうである。