私、結婚するの ❤!

 



「ただいま〜」

ノロケ話置き土産に、

「わたし、結婚するの!」と

“未来の夫君”の両親のところへ挨拶に向かった

友人からのメールである。


「晩ご飯食べない?」

数時間後、馴染みの居酒屋

先ずは日本酒“大阪屋長兵衛”と刺身からスタート。

「式の日取りは決まったの?」

「…… ううん、やめたの」


その答えに、驚きもしない私に多少怪訝そうではあるが、

事のいきさつを話し始めた。
 
しかし彼女の言葉に私の心は動かない、


何故なら、例の直感で、

彼女は件の場所に行く前と同じ状態で戻ってくると感じていたからである。


それを隠しつつ、

「このまえは、あんなにノロを聞かせてくれたのに」

「ウン、でもね…」

彼女の口が少し重くなった。

「いいよ、それ以上話さなくても」

彼女の肩から少し力が抜けたようだ。



「それより、腹ごしらえ、


先ずはいつものメニュー、

季節限定らしいサイコロステーキとホッケ、

焼き鳥も美味しそう、〆サバと冷奴とサラダもどう?」

「は〜い」

彼女の顔に笑みが戻った。




次なる恋に向けて乾杯!

大丈夫、必ず良い人は見つかる、少し時間はかかっても、

それは幸せな人生の代償」


日本酒からワインに、

そして仕上げに薄焼きのピザ


この食欲ならば心配は要らないようだ。

さほど落ち込んでいる様子もない。

まずは一安心である。


まだ宵の口。




外は、吹く風が、間もなく訪れる季節の臭いを感じさせる。




























☆江戸小噺☆



昔から、女性はどうも自惚れが強いようでございまして?!

ネコと女性の自惚れに因んだ小噺クイズ!

(1) 年頃の娘が湯上りに小ざっぱりとした浴衣を着て

子猫を抱いて門口で涼んでいる。

行き交う人が猫をみて「可愛いね」と言えば

猫は「ニャー」と鳴く。

すると娘は猫の頭をこずいて「○○○○○○○」

 さて、娘は何と言ったのでしょう?


ついでに、もひとつ。

(2) 自惚れの強い商家のお内儀丁稚を供に

正月の町を歩いている。

その後ろに(たこ)が落ちてきた。

お内儀 「今、落ちてきたのは何だい」

丁稚 「凧でございます」

お内儀 「なんだ、あたしゃ○○かと思ったよ」

 さて、お内儀は何が落ちてきたのかと言ったのでしょうか?

答えはこちら↓














1  「おまえじゃ、ないよ」

2  「あたしゃ、仙人かと思ったよ」

そうです、美人の色香に惑わされ、神通力を失い

天から落ちてきた久米の仙人のお話ですね。